【徹底比較】人気フリマアプリ3選:手数料・特徴・売れやすさをわかりやすく解説

「使わなくなった服や家電を、スマホから簡単に売りたい!」「フリマアプリを始めたいけれど、種類が多くてどれが良いのか迷っている……」

こんな声が増えています。フリマアプリは、気軽に不用品をお金に変えられる便利なサービス。ですが、アプリごとに利用者数や販売手数料、売りやすい商品ジャンルなど微妙な違いがあり、選択を誤ると思ったより売れないことも。

そこで本記事では、国内でよく使われるフリマアプリ3社(メルカリ/ラクマ/Yahoo!フリマ)について、主な特徴や手数料、売れるコツなどをまとめてみました。最後に、上手に使い分けるポイントもご紹介します。

目次

  1. フリマアプリを利用するメリットとは
  2. 主要フリマアプリ3社の特徴
  1. 出品時にかかる手数料・送料の比較
  2. アプリごとに異なる支払い方法と活用メリット
  3. 初心者でも失敗しにくい! 主要3社の使い分け方
  4. 売上アップのコツ:キャンペーン情報・ポイント還元を活用
  5. まとめ:自分のライフスタイルに合ったアプリを選ぼう

1. フリマアプリを利用するメリットとは

近年、フリマアプリは衣類・家電・本・雑貨など、あらゆるカテゴリの商品が個人間で売買されるプラットフォームとして成長しています。フリマアプリを使うメリットには、例えば以下のような点があります。

1) 手軽に売り買いできる

スマホさえあれば、写真の撮影から出品、購入者への発送までアプリ上で完結。重い荷物を店舗に持ち込む必要もなく、すき間時間に売買ができる気軽さが人気です。

2) 不用品がお金になる

自宅のクローゼットや押し入れに眠っている「もう使わない物」を、必要とする人に届けられるのが大きな魅力。リサイクルショップに持ち込むより高く売れるケースも少なくありません。特に限定品や人気ブランドなどは、フリマアプリの方が高値がつくことが多いです。

3) 掘り出し物を安く買える

出品者にとっては不要でも、買い手にとっては「お得な中古品」「廃盤レアアイテム」という可能性があります。フリマアプリで検索すれば、意外な一点ものが見つかることも。

4) 匿名配送・サポート体制の充実

個人情報を知られずに発送ができる「匿名配送」が普及し、トラブル時にはアプリ運営会社が仲介してくれるため、安心感があります。とはいえ、最後は個人間取引ですので、最低限の注意は必要です。


2. 主要フリマアプリ3社の特徴

フリマアプリと一口に言っても、実はそれぞれの利用者層やシステムに微妙な違いがあります。本章では、特に人気のメルカリ/ラクマ/Yahoo!フリマの3つを概観していきましょう。


2-1. メルカリ

■ 概要

  • 運営会社:株式会社メルカリ
  • 月間利用者数:2,000万人超(日本国内)
  • 出品される主な商品:衣類、コスメ、家電、エンタメグッズ、ハンドメイドなど

■ 特徴

  1. ユーザー数が国内最大級
    8人に1人が使っているというデータがあるほど知名度が高いアプリ。バラエティ豊かな商品が集まり、「何でも売れやすい」印象です。初心者にとってはまずメルカリを試すのが王道ともいえます。
  2. 取引のサポートが充実
    365日体制の監視や、トラブル時の仲介などサポート面が手厚いのが魅力。困った時に対応が早く、初心者でも安心して取引できると評判です。
  3. さまざまな機能が充実
    バーコード出品(本やDVD、コスメなど商品バーコードを読み取るだけで情報を入力)や匿名配送など、初心者向けの機能が多彩です。また、独自のスマホ決済「メルペイ」を利用すると、売上金をコンビニや飲食店で使うこともできます。
  4. 手数料はやや高め
    販売手数料は売却額の10%と、他アプリより割高です。とはいえユーザー数が多いので、その分買い手が付きやすいのも事実。回転が早く、早期売却を重視する人には強い味方です。

2-2. ラクマ

■ 概要

  • 運営会社:楽天グループ株式会社
  • 前身:女性向けフリマアプリ「フリル」が統合し誕生
  • 公式キャンペーン:楽天ポイント還元など多彩

■ 特徴

  1. 楽天ユーザーにとって利便性が高い
    「楽天ポイント」「楽天ペイ」など、楽天サービスとの連携が魅力。売上金を楽天キャッシュにチャージできたり、逆に楽天ポイントでラクマ商品を購入するなど、楽天経済圏を使いこなしている人にはメリットが大きいです。
  2. 販売手数料が4.5~10%に変動
    以前は3.5~4%台の安さがウリでしたが、現在は販売実績に応じて4.5~10%の手数料がかかります。それでも最大10%のメルカリと同等、もしくは状況によっては少し安い場合もあります。
  3. ユーザー数はメルカリに次ぐ規模
    ユーザーは増加傾向にあり、女性ファッション・コスメ領域が強い印象。本・CD・DVDなどエンタメカテゴリも豊富です。
  4. 「購入申請」機能が便利
    メルカリと違い「購入申請」があり、出品者が購入者を選んで取引を成立させる仕組みがあります。横取りや不安な相手との取引を防ぎたい場合は重宝します。

2-3. Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)

■ 概要

  • 運営会社:ヤフー株式会社
  • 「PayPayフリマ」として2019年にスタートし、2023年に改称
  • ヤフオク!との連携が特徴

■ 特徴

  1. 販売手数料が5%と最安水準
    2021年初頭に10%から5%へ引き下げ、業界でも屈指の安さを実現しています。売却価格が高いほど利益率が大きくなるため、とにかく手数料を抑えたい人は必見です。
  2. PayPayとの連携がスムーズ
    売上金を直接PayPay残高にチャージできるほか、PayPay決済で購入するとポイント還元があったりと、PayPay経済圏のメリットが大きいです。
  3. 注目度は上昇中だが、ユーザー規模はメルカリより小さい
    後発のアプリのため、メルカリほど取引総数が多くはありません。ただ、ヤフオク!ユーザーが流れ込んできており、ガジェットやホビー系に強い印象があります。
  4. 初心者にもやさしい出品機能
    値下げ交渉をスムーズに行える「価格の相談」機能や、あらかじめ上限個数を設定しておけるなど、使いやすさを追求した機能が充実。オリジナリティがあります。

3. 出品時にかかる手数料・送料の比較

フリマアプリで商品が売れると、「販売手数料」が必ず引かれます。さらに、「送料」も出品者負担にするか購入者負担にするかを選ぶのが一般的です。ここでは主な料金をまとめます。

アプリ販売手数料代表的な送料(小型)匿名配送特徴
メルカリ一律10%175円~(ネコポス)出品数No.1。あらゆるジャンルにユーザーが多く手数料は高め
ラクマ4.5~10% +消費税200円~(ネコポス)楽天グループ。購入者には楽天ポイント、出品者は手数料やや低めのことも
Yahoo!フリマ一律5%170円~(ネコポス)PayPay連携強力。手数料が安いが利用者数はメルカリに劣る

POINT

  • 販売手数料ではYahoo!フリマ(5%)が最安水準
  • 「送料」はヤマト運輸系ならA4厚さ3cm程度のネコポスが170~200円程度。日本郵便のゆうパケット系もほぼ同等

送料を抑えたいなら匿名配送を活用

いずれのアプリも、ヤマト運輸や日本郵便と提携した匿名配送サービスを提供しています。宛名書き不要、相手に個人情報が伝わらないなどメリットが多く、配送料も一般の宅配より割安です。面倒な伝票書きの手間がないので、基本的には匿名配送がおすすめです。


4. アプリごとに異なる支払い方法と活用メリット

フリマアプリでは購入者の支払い方法が複数あり、カード決済やコンビニ払い、スマホ決済などが選べます。出品者にとって重要なのは「売上金をどう受け取るか」。以下が代表的な形です。

アプリ売上金の受取方法現金化手数料ポイント連携
メルカリメルカリ内でのポイント利用 / メルペイ残高 / 銀行振込200円dポイント、メルカリポイント等
ラクマラクマ売上金 / 楽天キャッシュにチャージ / 銀行振込210円楽天ポイント(楽天カードなど)
Yahoo!フリマPayPay残高チャージ / 銀行振込100円(※1)PayPayポイント

※1 … PayPay銀行への振込なら手数料無料

売上金の上手な活用

  • メルカリなら、売上金を「メルペイ」として電子マネー化し、コンビニや飲食店の支払いに活用が可能。手数料を抑えられます。
  • ラクマは、楽天銀行に1万円以上を振り込むなら手数料無料。楽天キャッシュにチャージすれば、楽天ペイ対応店舗で使えます。
  • Yahoo!フリマは売上金をPayPay残高にするのがお得。PayPay銀行の口座があれば出金手数料無料です。

アプリ経済圏と相性のいい銀行口座やスマホ決済を持っているか、あるいは今後持ちたいかで選ぶのも手段の一つです。


5. 初心者でも失敗しにくい! 主要3社の使い分け方

それぞれ特徴を押さえたうえで、「どう使い分ければいいの?」という声も多いでしょう。以下のように考えてみるとわかりやすいです。

1) とにかく早く売りたいならメルカリ

  • ユーザー数が多いので「商品が露出される機会」も多い
  • 多少価格を高めに設定しても、メルカリ内での需要が高ければスムーズに売れる
  • 手数料10%と振込手数料はやや割高

→注目度の高い人気商品や、高額商品でも早期売却を重視する人向け。

2) 楽天経済圏ユーザーならラクマ

  • 楽天ポイントと連携しやすく、楽天市場や楽天ペイを日頃から使っている人にメリット大
  • 販売実績に応じて手数料が変動(4.5~10%)
  • 女性ファッション系や本・漫画が売れやすい傾向

→楽天カードや楽天銀行を持っている人、普段の買い物も楽天中心という人におすすめ。

3) 手数料を抑えたいならYahoo!フリマ

  • 一律5%は業界最安水準
  • PayPay銀行に振込なら出金手数料無料、売上金をPayPay残高にチャージも◎
  • 一方でユーザー数ではメルカリに劣る

→コスト意識が高い人・PayPay愛用者・ヤフオク!経験者に向いている。


6. 売上アップのコツ:キャンペーン情報・ポイント還元を活用

フリマアプリは、各社さまざまなキャンペーンを不定期に実施しています。例えば:

  • メルカリ:月に数回「○○の日」などで販売手数料の一部還元、クーポン配布
  • ラクマ:楽天ポイントUPキャンペーン、送料無料クーポンなど
  • Yahoo!フリマ:初めて出品で○%ポイント還元、PayPayポイント増量

特にラクマは楽天カード決済でポイントアップ、Yahoo!フリマはPayPay支払いで還元率アップなど、購入者にメリットがあるキャンペーンを展開する場合が多いです。すると「買うならこのタイミング!」と需要が高まり、売れやすくなるというわけです。

POINT
キャンペーン期間中に出品価格をやや高めに設定しても、普段より売れるケースがある。公式サイトやアプリ内お知らせを見逃さないようにしましょう。


7. まとめ:自分のライフスタイルに合ったアプリを選ぼう

フリマアプリ3社は、基本的な仕組みこそ似ているものの、「販売手数料」「ユーザー数」「連携するポイントや電子マネー」などに違いがあります。まとめると以下の通りです。

  • メルカリ:ユーザー数No.1で売れる確率高め。手数料は10%だがサポート体制が充実
  • ラクマ:楽天経済圏との相性が抜群。手数料は4.5〜10%で、条件によってはやや安い
  • Yahoo!フリマ:手数料5%と安く、PayPay連携◎。ただしユーザー規模が小さめ

最初の1社目としては「メルカリ」がおすすめ

知名度とユーザー数が大きいので、初心者でも取引が成立しやすく、サポートも充実しているからです。もちろん、楽天経済圏・PayPay経済圏をメインで利用している方なら、ラクマ・Yahoo!フリマをメインに選ぶのもアリ。

フリマアプリは複数併用で売上UP

同じ商品を同時に二重出品するのはNGですが、一定期間売れなかったらアプリを切り替える、商品ジャンルによって使い分けるなど、フリマアプリの複数活用で利益が伸びるケースは多いです。アプリ操作に慣れてくれば、「この商品は確実にこっちの方が高く売れそう」と判断できるようになるでしょう。

フリマアプリが合わない場合は「買取」サービスも

「やっぱり出品・梱包・発送が面倒」「すぐに手放したい」という方には、買取専門業者やリユースショップに依頼する方法も一案です。フリマアプリほどの利益が出ない場合もありますが、あまりに大きな家具や家電の場合は、送料が高くなるデメリットを回避できます。


おわりに

フリマアプリは、不用品を効率よくお金に変えつつ、必要な商品をお得に入手できる可能性を秘めた便利なサービスです。本記事で紹介したメルカリ/ラクマ/Yahoo!フリマの3つは、どれも幅広いアイテムを扱いやすいアプリ。まずはひとつから使い始めてみて、慣れてきたらキャンペーン情報やポイント還元をチェックし、複数使い分けるのがおすすめです。

「これって売れるのかな?」と思う物でも、意外と買い手が見つかるケースが多々あります。クローゼットや押し入れを整理しながら、上手にフリマアプリを活用してみてはいかがでしょうか。

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